神さまものがたり
奈良時代初期に編纂された「古事記」や「日本書紀」に記されております日本神話には、現代の日本人が忘れかけている実に生き生きとした先人の世界観を、垣間みることができます。 古来、日本人は世界を高天原/タカマガハラ(神々の世界)、葦原/の中つ国(現実の世界)、黄泉/ヨミの国(死後の世界)という三つの世界に分けて考えてきました。神話もその三つの世界を舞台として展開されます。数え切れない神々が登場し、まるで人間のように喜怒哀楽を表す様は、どこか親しみさえ感じさせます。日本人はこの神話を尊び、神々に感謝し、自然を畏れ、調和しながら、謙虚に暮らしてきました。
しかしながら、現代に生きる日本人はどこか自己中心的で傲慢な考えに陥ってはいませんでしょうか。人間も自然の一部として神様に生かされているのです。