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御神木「竹柏(なぎ)の木」

 本殿東側にそびえ立つ大きな枯れ木が英賀神社の御神木の竹柏(なぎ)である。
 竹柏はマキ科に属し葉脈が平行で竹の葉に似ている珍らしい木であってその成長は極めて緩やかである。この木の如く根周り3.8m高さ14.5mにも達し樹令千年以上と推定される巨樹は全国的にも類例が稀で昭和11年3月天然記念物に指定せられた。
古来「影向の竹柏」と称えられ神木として里人の崇仰の的となり 落葉を拾って家庭円満、海上安穏の「守護符」とした。又当社夏祭には巫女が竹柏の青葉をもって神楽を奉仕し斎湯を打振り祓う特殊神事があり「竹柏祭」(夏祭り)として今に伝わっている。

惜しくも命脈つき昭和30年代に枯死し今はその横に第2世が育ちつつある因に第2世は黒岩一郎文学博士の寄贈によるものである。

英賀神社を守った竹柏の木
応永の頃(約600年前)のある年の夏、この地方に大雨があって落雷がしきりにあり社殿も危機にさらされたが、幸いにこの竹柏に落雷して社殿は不思議に安穏であった。また秀吉の英賀城攻めの天正の兵火にも焼かれずに勢いよく生い茂っていたという。木の根元や幹の空洞の中には「雷の頭」とか「雷の爪の跡」とか言われる怪奇な箇所があって、今に昔を物語っているようである。